「未来予測」や「フル板」に注目

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長い競争を経て、ネット証券の取引機能はどこも高水準で横並びになった――と思いきや、個性的な「すごい機能」がまだまだ登場している。

ここ1~2年で登場した新機能で最も驚くべき一つが、カブドットコム証券のパソコン用高機能トレードツール「kabuステーション」に搭載された「リアルタイム株価予測」だろう。

これは一言で言うと、デイトレートにおける「少し先」の株価の動きを読み、値上がり率の予想ランキングなどを出してくれる機能だ。しかもなんと、まだ取引が始まっていない午前8時台から、その日に値上がりしそうな銘柄ランキングが表示されている。

午前8時台から、投資家が出している注文からなる「気配値」が表示されているため、気配が高い銘柄は上がりそうだ、という予測ならば誰にでもできる。ただし実際には、気配値と始値は大きく乖離することも多い。最終的に注文を付け合わせる「板寄せ」をしてみないと分からない部分も多いのだ。

リアルタイム株価予測では気配値をそのまま読むだけでなく、証券取引所と同様に市場の注文を板寄せする。それにより寄り付き以降の株価を高精度で予測できるのだという。市場に飛び交う注文は、いわば証券会社が持つ「ビッグデータ」。それを分析することで「未来予測」を行えるという訳だ。

単に始値がどれだけ高く(低く)なりそうかだけでなく、「売買高がどの程度になりそうか」「どれだけ激しく株価が上下しそうか」も予想でき、その日のデイトレード銘柄を絞り込むのにはうってつけだ。

始値だけでなく、「終値の予測」もできる。「引け成り」「引け指し」という、大引けでの売買を予約しておくタイプの注文方式があるが、この注文がどれだけ出ているかは、実はザラ場でも見られる。そのため、寄り付き時同様の板寄せを行うことで、終値で株価がどう動きそうかを予想できるというのだ。

必ず当たる保証はないが、引けで大きく上がりそうな銘柄を直前に買う手法は面白いかもしれない。

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